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トランスメディア提供アイコン01 レオパードシャーク

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Diverから格下げでTyperになりました。(泣)

写真はレオパードシャーク(*1)で、2003/10/30にピピ(*2)の近海で出会った時のものです。




ダイビングの話題で、よく「サメが出たりして怖くないですか?」と聞かれます。
映画『ジョーズ』の影響か、サメ=凶暴=人喰いザメ、と思ってらっしゃる方が多いようです。

僕が本などで知った限りでは約4百種(日本近海約百種)のサメの中で、
人を襲った記録があるのは約20種。内、本当に危険だと言われているのは
有名なホオジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメの3種で、ほとんどのサメはおとなしいそうです。

また、人を襲った理由も“攻撃を受けたと思ってビビッて反撃した”のがほとんどで、
“餌(アザラシなど)と間違えて捕食した”場合が少しあると言われています。

サメに限らず、また水陸を問わず、生物のほとんどは臆病(生存本能として警戒心が強い)で、
人間のように大きな相手に出会うと、本当は逃げたいと思いつつ、
人間の動きに身の危険を感じて、ついビビッて本能的に反撃してしまうことが多いそうです。
(犬や猫などに噛まれるケースでも、よくありますよね)

ですからダイビングの講習では、水中生物をできるだけ驚かさないように、
例えばサメなどと出会った時には、バタバタと急に動いたり、指差しや急接近など
攻撃と勘違いされる行動を慎むようにと注意されます。

さて、レオパードシャーク。性格がおっとりしているのか、
ゆっくりだと1mまで近づいても逃げずに見つめ返してきます。

よく見ると猫に似た可愛い顔で、今にもチェシャ猫のように「ニマッ」と笑いそうに見えて、
僕の好きなサメの一種です。

ピピの他でもアジアの海には出会えるポイントが多くあり、
しかもジンベイと違って、かなりの確率で出会えるサメです。
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*1:Reopard Shark/学名:Triakis semifasciatus/日本名:トラフザメ
英名の由来は黄色地に黒っぽい斑点が豹に似ているからだと思いますが、
日本名も虎斑(トラフ)と呼ばれる小斑点があることから命名されたそうです。
*2:タイのプーケットの沖に位置し、2004年末の津波で甚大な被害にあった島

by ryokucha986 | 2006-02-24 18:17 | 潮◆Diving ダイビング

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